【三島村視察 黒島編】

ウグイスの可愛らしい声が響き渡っている、とっても爽やかな朝を迎えている黒島ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

昨日は硫黄島から黒島に村営船で移動しまして、黒島の片泊ふれあいセンター前にて三反園知事が村木のヤブツバキを植樹されました。

その後、ふれあいセンター内で三島村の住民の方々と知事との車座対話が行われました。

住民の皆さまからは、急患が出た際の救急搬送の際に、夜間には夜間飛行ができる自衛隊のヘリが出動してくれるが、昼間の鹿児島市内からのドクターヘリが30分くらいで到着するのに比べて、夜間の自衛隊機は到着が2時間から4時間かかってしまう。せめて1時間くらいで到着できないか、

黒島の大里地区と片泊地区を結ぶ県道がガタガタで、レンタサイクルを活用して島を周る観光客も危ないため、全体的に見直せないか、

畜産業は各種補助などがあるが、水産業への支援が一歩遅れている、

焼酎蔵が出来て増産をしたいが、大里地区に住居がないためは地域おこし協力隊などの受け入れが難しく、人手不足になっているため、既存の古い住宅の改修なども含めて整備ができないか、

三島村には高校はないため、中学生は高校の説明会や受験などで、度々鹿児島市内に移動しなければならないが、移動費・宿泊費・食事がかさんで経済的に大変厳しいため、受験枠などでの割引ができないか、

三島村では車の車検ができないため、鹿児島市内に輸送しなければならないが、費用が高いため、輸送費の補助などができないか、

鹿児島中央駅前の地下の広場を活用して、鹿児島県内各地の特産物を販売することはできないか、

硫黄島では火山に近いところで住民が生活をしている。自衛隊などを交えた大規模訓練を定期的に行うべきでは、

黒島の老人会が焼酎造りにためのサツマイモ(紅乙女)を生産しているが、来年あたりは焼酎の仕込みに必要な量の倍ほどのサツマイモ取れそうだが、活用方法はないか、

看護師が不足している。三島村で働く看護師の姿を県としてもPRし、また全国の僻地で活動する看護師を集めた研修会も開催してほしい、

しおかぜ留学生(日本全国から三島村の小学校・中学校に里親の元から通う制度)は、子どもに数が少ない三島村において、生徒数を増やして教育内容の幅を広げられるなど、大変重要な役割を担っているので、これからも引き続きしおかぜ留学生の支援を続けて頂きたい、

医師が村常駐しておらず、月に何日か医師の訪問があるだけでは、急な疾患の際などに医師に相談できない。医師の村への派遣回数を増やすか、村に常駐する医師を確保してほしい、

などなど、多義に渡ったご意見ご提案頂きました。

県議会に持ち帰って、一歩ずつでも皆さまのご要望が叶って住みよい三島村にできるように、県庁の皆様と共に議論してまいります。

大変貴重なお時間を頂きました三島村の皆さま、準備に携わられた役場の皆さまと県庁の皆さま、本当にありがとうございました!!!m(__)m