1.
小学校4年生の時、イラン・イラク戦争の映像をテレビで初めて見て衝撃を受ける。
戦争は祖父母や両親が経験した過去のものであると思っていたが、現在進行形で人間が人間を国や組織の命令で殺し・殺されていくことにショックと共に怒りすら覚える。自分の眼の黒いうちにこの世から戦争を無くそうと決意する。
2.
「国連に入れば戦争を止められるよ」との母の何気ない一言を信じ、国連に入ることを目指すが、勉強して現状を知ることに。
国連入りを目指し、アメリカの大学で国際政治を学ぶ。国連について研究するが、国連が紛争を調停できたことも無ければ、人道的支援も物資が開発途上国の港止まりになるなど、支援が必要なところに届いておらず、国連が機能していない状況に憤りを感じる。
3.
開発途上国の現状を見る必要があると感じ、参加した青年海外協力隊で、またしても現状を見てしまう。
青年海外協力隊員としてモロッコの僻地の村で活動。日本の国税の使われ方に疑問を感じ、国税を使った予算の計画・立案・執行を見るためにJICAのボランティア調整員に。モルディブで勤務する中で、3月31日までに予算を使い切ることが至上目標の税金の使われ方や、次年度の予算を獲得するために投入される無駄な資源、費用対効果などは二の次三の次である税金の使われ方を目の当たりにし、日本の政治に対して危機感を抱く。
4.
日本の政治に携わることを決心する。
イギリスの大学院で紛争・安全保障・開発について学ぶ中、開発途上国からの留学生に「世界で一番状況が危ないのは、これだけの少子化問題を抱えて借金を増やし続けている日本である。あなたは他国のことを勉強している場合ではない」と言われ、改めて日本の政治への危機感を感じる。
5.
鹿児島県知事リコール運動に参加して、決心する。
鹿児島県議会を傍聴に行くと、質問と回答の読み合わせ大会に多くの県議会議員と県職員の方々が時間と人件費を費やされていること、県政においても消化型の税金の使われ方で、次に何かを生み出すために使われていないこと、上海への税金を使った県職員の派遣の問題や原発再稼動の問題にも見られるように、私たち県民の声が反映されているとは思いにくい。県議会の議論などを見るにつけ、県議会から変えなければならない、と決心する。